開墾・開埴編/其の一

 いま現在、私たち岡野農園では、農道拡張工事に伴って農園地拡張をするため雑木林を伐採し、開墾して、新しいミカンを開埴していく予定でおります。


 一見自然破壊に思われますが、出来るだけ自然農法にするため、伐採した木も細かく切っただけで、自然に腐食させ肥料の変わりにしますので、そのままに放置します。

そして、草を刈り、ある程度整えてから、ナギナタガヤの種を蒔き、他の草などの繁殖を抑えます。そして、ナギナタガヤが生えることにより、伐採によっておきる土砂崩れなども防ぎ、なおかつ草生栽培によって良質な土壌を作ります。

 また、傾斜角度がきつい為、いままでは石垣で段々畑を造っていました。しかし、この作業では、大変な労力と時間がかかりました。

今では、ナギナタガヤ(次の写真上)とリュウノヒゲ(次の写真下)により、
園地づくりにおいて大幅な作業短縮に成功しています。

 リュウノヒゲが足場と畑のせきを止める役目をしますので、傾斜角40度近い崖でも、畑になることが出来ます(もともと島なので、平らな土地が少ない)。
 開墾して、開埴して2年目の畑を見てもらうと判りますが、伐採したままの木のそばでも十分に繁殖します。

 それが、5年も経つと、農園地自体、草生栽培により肥沃な土地になり良いミカンが出来収穫が出来るようになります。

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この「栽培日記」のコーナーでは、ミカンづくりについて、いろいろな形で近況を報告しますので楽しみにしていてください。


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